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リンナイ、瀬戸市の暁工場でも14年度から高効率給湯器を増産 

リンナイはガスと電気を熱源に使う高効率給湯暖房システム「エコワン」を2014年度から愛知県瀬戸市の「暁工場」で生産する。同じ瀬戸市内の「瀬戸工場」で生産しているが、消費者の環境志向の高まりで販売増が期待できるため生産拠点を増やす。基幹部品の内製化も高める。暁工場で14年度に30億〜40億円の設備投資を見込む。

 エコワンはリンナイの主力製品である高効率ガス給湯器「エコジョーズ」に電気式ヒートポンプを組み合わせたハイブリッド式。洗面やシャワーにはヒートポンプで沸かしてタンクに貯蔵した湯を活用。風呂の湯張りなど湯量が多い場合はガス給湯器から供給する。

 電気とガスを効率よく使い分けられるため湯切れの心配がなく、省エネ性が高い特徴がある。10年4月に販売開始。ハウスメーカーが環境配慮を売り物にしたエコ住宅に採用するケースが増えており、13年度の販売台数は前年度比で7割以上多い7000〜8000台の見通し。

 瀬戸工場は現在フル生産の状態。勤務シフトを工夫すれば増産は可能だが、将来の生産増をにらみ暁工場への新ライン導入を決めた。暁工場では建屋新設も検討中で、2工場で当面年3万台を生産できる体制をつくる。暁工場には湯を貯蔵するタンクなど主要部材を内製するための設備も導入する。エコワンの14年度の販売台数は2万〜2万5000台を見込む。

 リンナイは12年3月に暁工場の建屋と土地を取得。暁工場は13年5月に稼働し、現在は旭工場(愛知県尾張旭市)から移管した浴室暖房乾燥機を生産している。暁工場では14年度から、エコワンだけでなくエコジョーズや通常の給湯器も生産。暁工場と瀬戸工場は距離が1キロメートル程度と近接しており連携しやすく、14年度以降は給湯器の2大生産拠点と位置付ける。

 また、旭工場は暁工場への移管により今後はガスファンヒーターの生産に特化する。大口工場(愛知県大口町)は8月に生産終了した旧愛知工場(名古屋市)からテーブルコンロの生産を引き受け、厨房(ちゅうぼう)機器の生産を一手に担う。14年度の暁工場の整備により、国内4工場の生産再構築が一巡する。

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